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漢方薬を初め、天然素材の薬を用いて、さまざまな慢性疾患の回復のお手伝い

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2008年06月24日(Tue)
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自然

 ある女性が、自分の相談がすんだ後、お母さんの体調について話し始めた。もう80才が近いそうだが、最近目に見えて弱ってきたというのだ。あるトラブルで病院にかかったのだが、次第に薬が増えて、今では毎食後10種類近く飲んでいるという。食欲が無く、起きているのもしんどいから、訪ねてみると寝てばかりいるという。時々見当違いなことを口にするし、やる気、根気、元気の全てが無いという。痴呆が始まったのだろうかと言うが、急な変化だからお嬢さんとしても合点がいかないのだろう。
 最初からその気だったのか、お母さんが服用している薬を教えてくれた。なるほど、主たる病気以外は、お母さんが折々に訴えた症状に対する薬で、それが治ってもまだ出続けているのだろう。老人だから律儀に飲み続けているのだろうが、肝臓も腎臓もその薬を体外に無毒化して排出するには衰えすぎている。きっと、血中に解毒されないものが漂っているのだろう。考えただけでもしんどくなる。
 今日、2週間ぶりにお嬢さんが薬を取りに来たが、問題のお母さんを連れてきた。痩せてはいるが、笑顔も見せて歩きぶりもいい。自分が必要なものを自分で言って買った。あれから主たる病気に対する薬以外を全部止めたそうだ。そうしたら次第に元気になって、今日はこうして付いてきたと言っていた。2人にお礼を言われたが、僕は何の薬も出していない。一言あの時「止めたら」と言っただけなのだ。あの短い一言で礼を言ってもらえるのだから有り難い。
 僕はどこの医院にも属していないから、このくらいは言ってもいいだろう。僕に利益をもたらさない前提でこの程度は同じ地域に住む人間として許されるのではないか。医師に薬の必要性を尋ねるのが定石かもしれないが、それは律儀な患者さんが許さない。お医者さんは絶対なのだから、こそっと自分の身を守りながら医師には何も言わないのが、田舎の人達なのだ。
無気力で寝てばかりいた人をさらに薬を飲ませて元気にするのは難しい。時には引き算も有効なのだ。「自然」をキーワードに考えれば、解決の糸口が見えてくることがある。それは単に健康のことだけでなく、あらゆる分野で言えるのではないか。

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