枯渇


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漢方薬を初め、天然素材の薬を用いて、さまざまな慢性疾患の回復のお手伝い

2007年12月
           
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2007年12月14日(Fri)
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枯渇

 今日、漢方薬のセールスさんがやってきて、ある生薬が品薄で、底をついた問屋もあり、供給が再開したらかなり値上がるだろうと教えてくれた。まるで昨今の石油関連製品の値上がりみたいな話だが、漢方の世界でも、理由は異なるが同じ様な問題が起こっている。このところ漢方薬の材料が物によってはしばしば供給が不安定になるのだ。
 こんなことはずいぶんと前から予想できて不安を持っていた。大衆薬の売れ行きが落ちたから大手の会社がここに来て、さも効くような宣伝をして漢方薬を気楽に飲めるように普及し始めている。漢方薬は患者さんの症状にあわせて処方を決めていかなければならないのに、マスコミ製品は、まず売りたい物を決める。そしてそれに人間の方を合わせていく。太っているとか何とか、どうでもいいようなことを目安にして漢方薬に人間の症状を誘導する。本当は人間の症状に漢方薬を近づけていかなければならないのに。安易に商業主義だけで大量消費を企てるから自ずと原材料は枯渇し始める。必要な人に必要な生薬を飲ませてあげるように考えればいいのに、どうでもお金を儲けたいらしい。生薬は化学薬品と違って、合成できないから資源に限りがある。それを一時の金儲けのために使い切ってしまうと、本当に救われないといけない人が救われない。また、これからの時代の人から漢方薬を奪ってしまうことにもなる。悲しいことだ。貴重な薬草をこの時代に使い切ることは許されない。金儲けのために、貴重な生薬を消費者のお腹の中に捨てるのは許されない。
 地球温暖化と同じ様な問題だ。地球は未来から預かっていると言われる。今を生きる人類が欲望のまま地球を破壊し未来に手渡していいはずがない。生薬だって同じことだ。それから受ける恩恵を今絶やしていいはずがない。膨張を余儀なくされる経済の幻想から誰もが冷めなければとんでもない罪を犯してしまう。覆水盆に返らず。