栄町ヤマト薬局 - 2017/12

漢方薬局の日常の出来事




2017年12月11日(Mon)▲ページの先頭へ
回復力
ブログを読みました。
お母様のご冥福を心からお祈り致します。
寂しくなりましたね。
回復されたブログを読んでいたので残念です。
先生 回復力 早〜〜い‼️(笑)
見習わなくては‼️

 親不孝ものかもしれませんが、寂しくはないのです。まれに見る大往生なので、恐らく兄弟姉妹一同、喜びの内に母の死を受け入れていると思います。それが証拠に今通夜から帰って来たのですが、母の傍で皆、楽しく話が弾みました。今夜も、僕などとんでもない行動を実はとっているのですが、兄弟姉妹皆に受け入れてもらっています。所要で岡山に通夜の時間行っていて、終わって食事をしているときに滑り込んだのだから、
傍で寝ている母も最後の説教をしたかったかもしれません。もっとも、母にしかられたことは幼い時以外はないのですが。
回復力が早いのではありません。回復しなくてもすむようにコツをつかんだからです。数年前に、わが子のように大切にしてくれた叔母を看取ったときも、数年間毎週日曜日には病院に通い詰めました。ただ雑談をするだけだったのですが、再発癌で苦しんでいた叔母にできるのはそれだけだったのです。話好きの叔母でしたから、僕は聞き役でしたが、戦争未亡人の叔母の苦労を幼い時から見ていたので、出来る限りのお返しをしたかったのです。でもそのおかげで僕は叔母が亡くなったときも悲しくもなく後悔もなかったのです。生きているうちに出来る限りの恩返しさえしておけば、失うことは辛くも悲しくもないことを知りました。
 その体験が生きて、今回も母を心からの喜びの内に送ることが出来ます。子孝行の典型のような人に、亡くなってからの感謝の気持ちでは届きません。生きているうちに一杯お返しをしておきたかった。だから回復が早いのではありません。落ちていないのだから回復も必要ないのです。
貴女も是非、お元気なうちにお母様を・・・・・・・・・・いや、あのお母さんでは無理か!

ヤマト薬局


2017年12月10日(Sun)▲ページの先頭へ
不謹慎
 もし日本語がもっとうまく使えれば「なんとまあ、不謹慎なこと」とその顔は言っていた。日本語がまだ2級だからそこまでは言葉で言い表せれないが、顔は正にそう言い切っている。ただし、僕はそうは思っていない。今日シンフォニーホールで第九を堪能できたのは、母の愛情だと思っている。本来なら今日がお葬式に当たるのだが、このところの亡くなる方の多さで葬儀場やお坊さんが手一杯なのだそうだ。だから2日も葬式が延びた。もっとも家族葬だし、形式にとらわれない人間ばかりだから、そのあたりの気持ちの持ちようは臨機応変どうにでもなるのだが。
 母は、僕が1年間待っていた第九のコンサートに行かせてくれたのだと思う。そして、かの国の人たちにもっと親切にとも言ってくれているのだと思う。母の気持ちが通じたのか、来日して半年に満たない女性たちは、乏しい日本語を駆使して、どれだけ幸せな体験をしたか教えてくれた。その中の二人は初めて行動を共にする人で、まだ距離があったが、一気に親しくなったような気がする。遊びはともかく、日本の文化を紹介する、そのスタンスを母はいつも理解してくれていた。そして当然、感動的な演奏を聴かせてくれた出演者の方々に感謝だ。
 母が亡くなった事を伝えると、いっせいに多くのかの国の女性たちが目を充血させ、我慢できずに涙を拭い始めた。全員が母を見舞ってくれた訳ではないのに、涙を流してくれる。面識がない人の死をいたんで涙を流してくれるなど思いもしなかったので打ち明けなければ良かったと思ったが、打ち明けないほうが余計悲しませたかもしれない。
 生きているうちに出来る限りを尽くしたから母の死について悲しむことはない。正に後悔しないためのこの数年間だった。与えることしかしなかった母に、出来ることは、願うことはただひとつだった。安らかに、安らかに。そして幸運にもかなえられた。


2017年12月09日(Sat)▲ページの先頭へ
老衰
 何でも褒められれば嬉しいものだ。別に僕や僕の家族が何をしたでもないのに。してくれたのは、叔母の妹と従姉と老健施設のコスモスの先生やスタッフの人たちだ。
 打ち合わせに来た葬儀屋さんが「お母さんの着物は見事でしたね。あんなにしてもらっているのは見たことがありません」と言った。夜の12時過ぎに施設から連絡があり、母が亡くなった事を知った。覚悟はしていたが、眠りについて1時間辺りで起こされるのは辛い。ましてそれから1時間近く車を運転して施設まで行かなければならなかったのだから、体調的にはかなり負担で、吐き気もしてきた。しかし、施設に到着し母の姿を見てからは調子も上向いた。医師やスタッフの人の真摯な姿に頭が下がった。もともと母の実家近くで、過疎の村だから人はとてもいい。その村の人が多く介護職員として働いているのだから質が良いのは頷ける。
 葬儀屋さんが言った言葉は2つの意味に取れるから僕は質問した。「着物が見事とは、着物自体が高級と言う意味なの、それとも着物を着せてもらったことなの?」と。と言うのは、葬儀屋さんが到着して紙袋から浴衣を出していたから、着物を着せてくれていたことが見事だったのか確かめたかったのだ。すると彼は、着物自体の品が良かったことと、着物の着付けがとてもしっかりしていたとを教えてくれた。多くは、ただ着せるだけらしい。だからコスモスの職員が着付けを勉強しているかのごとく見事に着せていたことを褒めたのだ。もっとも、着物自体も、従姉の叔母、彼女はある町の町長の奥さんだった人だから恐らくいい着物だったろう。それを惜しげもなく母のためにくれたのだ。母の人徳に尽きると思う。
 全く、褒め言葉に我が家が関与していないのは明白だが、母の旅立ちに当たって、僕の家族への最高の慰めに聞こえた。亡くなるわずか数時間前に見舞った従姉に何か喋っていた母は、その後いつものように眠りながら亡くなった。死亡診断書には「老衰」と書かれていた。いつもの眠りの単なる延長。痛くも痒くもなく二度と目覚めぬ眠りに就いた。理想中の理想。痴呆も見方を変えれば救いになる。ただし、気高い痴呆なら。

この場を借りて・・・12月13日は人間ドックに行きます。当日は不在のため漢方相談は出来ません。御配慮ください。



2017年12月08日(Fri)▲ページの先頭へ
迂回資金
 「ジェイゾロフトをやめたところ、少し落ち着きました・・・・・・・」何の皮肉かと思うが皮肉ではない。落ち込みを治そうとして、その薬を服用し余計落ち込み、1ヶ月くらい混乱された。もともと聡明な人だから、この種の薬など必要ないと思うのだが、この種の薬に期待するところが大きいのが現代だ。以前は、この種の薬は避けてきたのだが、最近は安易に飲むようになった。薬が進歩したのか、ハードルを低くすることに企業が成功したのか分からないが、隠れたヒット商品だ。どうしてこの種の薬が「今年ヒットした商品」などと言うランキングに入らないのか分からない。若干の後ろめたさはあるのだろうか。
 医療と言う名で許されることがあるなら、痴呆の薬もそうだ。この数日BPSD(認知症に伴う行動・心理症状)について、ある大学病院の脳神経内科の先生の文章を読んだ。薬剤師の学術雑誌に投稿されていたものだが、理解にとても役に立った。専門的な知識、特に症状についての知識を増やしていただいた。難しい内容を読み終えて、知識を増やして、さて、これで少しは対象者に対して貢献できると思っていたら、文章の最後の締めくくりの欄で、「食行動の異常や徘徊に対して有効性を示す薬剤の報告は少なく、薬物療法の根拠は乏しいのが現状である」と結論付けられていた。
 安易に薬に頼るというか、薬に逃げるのは恐らく豊かな国に蔓延している行動だと思うが、薬を提供する側の宣伝や、それに加担する疫人の思惑に乗らないほうがいい。税金と言う名の迂回資金が彼らに流れていく。僕達が懸命に働いて得た金が流れていく。


2017年12月07日(Thu)▲ページの先頭へ
結論
 コーヒーは好きだが、1日3杯飲むことは滅多にない。ほとんど1日2杯のペースを守っている。3杯飲むとなんだか胃が重たくなり、交感神経優位か少し脈が速くなり気分も無駄に高揚する。
 しかし、今日目を通した情報だと、もう1杯頑張って飲んだほうがいいらしい。あんなに美味しい飲み物で癌の発生率が18%も下がるなら、利用しない手はない。ただ好きだけなのに、副産物が大きいのは幸運だ。まるで勉強しなくても成績が上がるといわれているようなものだ。嬉しい事に、癌だけではなく心血管死や心血管のリスクもそれぞれ19%と15%押し下げるらしいから、いいこと尽くめだと言いたいが、実は妊婦の出生時低体重のリスクが上がったり、女性の骨折リスクが上がったりするらしい。理由は分からないが、気の毒だ。
 僕も若い時はよくしていたが、あの至福のコーヒーとタバコとジャズの組み合わせは、このコーヒーの惠を相殺するらしい。もし健康のために呑むならタバコは止めるべきだ。それにこれはもろ僕に当たるのだが、ミルクや砂糖を使う人は。、その害については考慮しなければいけないらしい。要はブラックで飲めということか。甘党の僕にはこれはかなりきつい。ブラックで飲むくらいならコーヒーには拘らない。コーヒーの利点を砂糖やミルクで相殺し、プラスマイナスゼロ。さしずめ、このあたりが着地点か。
 なんだかんだと理屈をつけて、結局は甘くて虫歯を作りそうな美味しいコーヒーを飲む。なかなか結論を翻すのは難しい。特に最初から結論を持っている場合。
 

この場を借りて・・・12月13日は人間ドックに行きます。当日は不在のため漢方相談は出来ません。御配慮ください。


2017年12月06日(Wed)▲ページの先頭へ
 就労目的の「偽装申請」が横行する日本の難民認定制度について、法務省は、申請6か月後から一律に日本での就労を許可する現在の運用を撤廃し、就労を大幅に制限する新たな運用を始める方針を決めた。早ければ11月中にも実施する。年間1万人を超す申請者の大半が就労できなくなるとみられ、急増する申請数の大幅な抑制が期待される。同省関係者によると、審査には平均約10か月かかっていたことから、新たな運用では、全ての難民申請者について申請2か月以内に「簡易審査」を行い、四つのカテゴリーに分類。「難民の可能性が高い申請者」については、6か月が経過しなくても、速やかに就労を許可する。同省幹部は、ここに分類される申請者は、全体の1%未満とみている。
 
 アホノミクスのやることなすことどれも受け入れられないが、これだけは評価する。どうせ疫人が提案したのだろうが、これは正しい。どうせなら日本語学校も潰してくれたらと思う。学校法人以外の設立校が多いとニュースで言っていたが、学校法人だからまともなんてことはない。働き手が来ない中小の企業と結託して、実際には労働者として日本に滞在させている。僕はその種の学校の寮を訪ねたことがあるが、まるで治外法権の外国人部落だった。ここで殺されたら見つからないだろうなと言う恐怖感があった。兵役についたことがある青年は殺し技を習得しているから僕など1分でやられてしまう。そうした青年が今この国にうじゃうじゃいる。
 岡山駅に日曜日の朝行くと、ここはホーチミンか北京かソウルかと言った具合だ。どこの人間でもそうかもしれないが、あのように白人が群れたのを見たことがない。アジア人の特徴なのだろうか。日本人も同じように外国に行くとあのように群れているのだろうか。
 詳しくは読まなかったが、介護職の人間は、日本滞在が無期限に可能になるらしい。日本人の働き手では足りないから、安く雇い収益を上げたいからと言う理由なのだろうが、これ以上アジアの人たちが増えれば、確実に日本人が作り上げた秩序が破壊される。所得の低い国からやってくる経済的欲望の固まりに、ぬるま湯に使っている日本人が勝てるはずがない。生きていくための動機が違いすぎる。
 外来種に乗っ取られた池が日本中にあるが、池だけではすまない。いずれ街もまた乗っ取られる。


2017年12月05日(Tue)▲ページの先頭へ
定義
 今日姉がFAXを送ってきた。日曜日に横浜から来岡し母を訪ねてくれたらしい。文面では、母が大広間で他の人と一緒に食事を摂っていたらしい。残念ながらいつものように会話は成立しなかったが、急に何かが起こるような感じはしなかったと書いていた。「どこも痛いところは無いみたいで、本当に有り難いです」とも書いていた。ここの箇所は、どこの家族でも同じ思いではないか。苦しんだり痛がったりするのを見るのは辛いが、そのどちらも母にはない。だから見舞いに行っても僕たちにストレスはない。元気な頃はひたすら子供のために働き、その後は孫のために働き、ほとんどの人生を家族のために尽くした。そして最期さえも子供達のためにただただ静かにしてくれているのか。
 つい最近、僕は一人母に別れを告げ、心からの感謝を口に出した。これなら再び、再会を喜び合わなければならない。こんな幸せがあるだろうか、この歳になっても母親がいるとは。無償の愛と言うものを僕は定義できないが、母から貰ったものが恐らくそれだと思う。僕は母に何も要求されたことはない。恐らく5人の兄弟姉妹全てがそうだと思う。母はただ働き、ただ食事を作り、ただ洗濯をし、ただ掃除をしていたように思う。92歳まで2kmの道を歩いてきて薬局の雑用をし、また1人で帰っていった。その後は急速に痴呆が進み施設に僕が姥捨てした。
 大正の最後の頃に生を受け、昭和の戦争で肉親を失い、戦後の貧しさを耐え抜いた世代が消えていく。消え行く人の数ほどの愛も消えていく。残されるのは、乾燥してとげとげしい殺伐とした景色。ものに溢れ精神が極端に退化した窒息した社会。喜び薄い仮面のような人の群れ。マンホールの中に吸い込まれる命。ありがとうも、有り難いもない。


この場を借りて・・・12月13日は人間ドックに行きます。当日は不在のため漢方相談は出来ません。御配慮ください。


2017年12月04日(Mon)▲ページの先頭へ
通訳
 日本人なら「大阪のおばちゃんか!」の一言でわかるのだが、果たしてかの国に同じ意味の言葉を婉曲に言う言葉が存在するのかどうか分からない。だからより分かる様に「図々しいなあ!」と言った。当然来日してまだ1ヶ月の人たちだから意味を理解できない。ただ僕が噴出すように言ったから、後で説明する自分達の冗談が通じたものと思っていたらしい。帰り道もとても楽しかったから。
 全く日本語ができない3人とほんの少しできる1人の4人を乗せて総社に行った。その中の3人は先週、丸亀高松コースを案内した人たちだ。夕方フェリーで玉野まで帰ってから、眠気を防ぐために持参していたドリンク剤を飲んだ。ドリンク剤と言うのはかの国の人にとっては得体の知れないもののように見えるのか、誰もが怪訝な表情をする。好奇心の強い3人だからキャップに少しずつ汲んで飲ませてあげた。すると怪しげなものと言う誤解は取れたみたいだった。その後俄然、僕が牛窓まで元気に運転して帰ったのを見ていたのだろう、総社から帰り始めた頃に3人がやたら僕にドリンク剤を飲むように勧めた。ドリンク剤をしまってあるケースを指差して飲むふりをするから言葉は分からなくても気持ちは伝わってくる。気をつかってくれることは有り難かったが、コンサート会場で2時間半も和太鼓を楽しませてもらったので疲れは取れていた。何度も同じ動作をして僕に勧めてくれたが、僕は元気ポーズをして必要ないと言った。すると少しだけ日本語が分かる女性が「オトウサン ミンナ オカヤマイキタイ」と通訳した。そこで初めて、彼女達の優しい?意図が分かった。夕方の5時前で、もう暗くなり始めていたから僕は帰路を急いでいたが、彼女たちはまだ遊びたかったのだ。通訳してくれたのを境に3人が今度は何回も「オカヤマ」「イオン」を連発し始めた。
 心からおかしかった。なんていうユーモア?だろう。かの国の女性たちで今までこのようにぐいぐい押してくる人達を知らない。遠慮気味なところに惹かれてきたのに、まるで正反対だ。結婚して子供もいる女性たちばかりだったから、その上3ヶ月で帰る人達ばかりだから、またまたその上、僕と既に2回行動をともにして日本の魅力に実際触れてしまったから、大阪のオバちゃん丸出し状態になったのだ。ただ彼女達の運のいいことに、僕は大阪のオバちゃんが嫌いでない。親近感が一気に湧いて来た。
 第2寮に帰ってきてから、今日のこのエピソードを通訳に話した。すると通訳が3人に何か言ったかと思うと3人の表情が急に曇った。お父さんは今日楽しかったですかと、通訳を介して質問してきた。何を今更と不思議だったが、それ以上は気に留めなかった。
 その後第1寮に帰って同じことを報告すると、日本語検定試験の1級に合格寸前の通訳が「オトウサンが怒っていると心配してるよ」と教えてくれた。第2寮の通訳が図々しいを怒っていると訳したらしい。第2寮の通訳は3級だから、僕の冗談が理解できなかったらしい。まあ、何はともあれ、全く分からない言葉で僕を噴出させてくれたことには感謝だ。笑いほど自律神経を整えてくれるものはないから。


この場を借りて・・・12月13日は人間ドックに行きます。当日は不在のため漢方相談は出来ません。御配慮ください。


2017年12月03日(Sun)▲ページの先頭へ
圧巻
 圧巻と言う言葉は、こう言った時に使えばいいのかな。
 今日、総社市で「和太鼓フェスティバル2017」と言うのが行われた。8チームが出たのだが、僕のお目当ては備中温羅太鼓とGONNAだ。県内では圧倒的な実力を誇っている備中温羅太鼓でも、プロの前だと、少し評価が落ちる。果たしてプロと競演するのがいいのか悪いのか、僕自身も迷う。それだけ今日GONNAの2番目の曲「迎え風」が素晴らしかった。太鼓が素晴らしいものであるために一番重要な条件は曲そのものの質によることが最近よくわかったので、「迎え風」の曲がまずよかったと言っておかなければならない。そして次が太鼓を打つ実力だ。力の限りの迫力と精密さの両立が人の心を打たないはずがない。それまでおとなしかった聴衆は一気に安全弁の栓を抜いた。
 もうひとつ、ファンとして書かせてもらうのが、備中温羅太鼓の「小さな雨」と言う曲だ。10年以上色々な太鼓を聴き続けているが、あの曲のリズムは初めて耳にするものだった。種類の異なるいくつかの太鼓が、まるで小川が流れるようにリズムを刻んだ。和太鼓の音を聞きながら僕は西洋の景色を思い浮かべた。大袈裟に言えば革新的な曲だと思った。あれは定番の曲にして欲しい。それこそ作品の素晴らしさと、演者の技量で出来上がった曲だから。
 今日はローカル和太鼓評論家。
 



この場を借りて・・・12月13日は人間ドックに行きます。当日は不在のため漢方相談は出来ません。御配慮ください。


2017年12月02日(Sat)▲ページの先頭へ
重複
 所詮薬害師だから何を言っても受け入れられないが、40年人様と接し続けてきたから直感と言うものはある。今日もその直感のほうが莫大な知性と莫大なお金で作られたものより優れていたという経験をした。僕が学者ならこれを治験にまとめて発表すればそれなりの影響はあるだろうが、悲しいことに一庶民に過ぎない。影響は皆無。
 2週間前に冷えを主訴に相談に来た女性がいる。冷えだけでわざわざ来る人は少ないから、よほどの冷え性だろう。身体中の冷え、特に手足の末端の冷え、ごくごくありふれた症状だ。体全体と末端を温める漢方薬を2週間分だけ出した。2週間目の今日次の薬をとりに来たから経過を伺ってみると、服用し始めてすぐに体全体が温かくなったと言っていた。僕が作った煎じ薬は、胃腸を強くして体温を上げる薬だと言うと、「どうりで6年間の、胃がつかえたような何ともいえない気持ちの悪さが治ったと思った」と言った。6年間飲んでいたという薬を見せてくれたが、例の胃酸の分泌を強烈に抑えるやつだ。プロトンポンプインフィビターと言うやつだ。老いも若きもならまだしも老人で飲んでいる人がやたら多い。老人でそんなに胃酸が困るほど出るのかと思うのだけれど、今の老人は昔とは違うのか。僕が薬局に帰って来た頃、老人は無酸症で困っていたのに。わずか数十年で体が変るのか。
 最近送られてくる情報によると、プロトンポンプインフィビターの服用者は痴呆が促進されやすい、ピロリ菌除去後に続けてプロトンポンプインフィビターを飲んでいると癌の発生率が高まるなどと発表されているのに、医療機関が自重している風はない。日本は薬を飲ませて儲ける医療だから、症状が治癒した後もだらだらと飲むことが多い。そのだらだらを検証しない国も製薬会社も医療機関も薬局もおかしいと思うのだが、そう思うのはだらだら飲ませることによって利益を得られない薬局位なものか。僕が門前薬局をしていたら、いい薬だからずっと飲んでいていいですよと言うのだろうか。そうした後ろめたさを味わわなくてすむ独立を保っていてよかった。
 元々物には執着しないほうだったが、この年齢になると気持ちも随分と萎えてきて、意図しなくても断捨離出来るようになる。肩書きがなくても、こういった考え方もあると提案できるようになる。強いものや大きな流れに流されないようになる。力が衰えてから強くなるとは不思議なものだ。失うものがない人の強さと同じ土俵では語れないが、少しだけ重複するところがあると感じるのは僕だけだろうか。




この場を借りて・・・12月13日は人間ドックに行きます。当日は不在のため漢方相談は出来ません。御配慮ください。


2017年12月01日(Fri)▲ページの先頭へ
アーサービナード
 御存知の方も多いと思うが、米国人なのに日本語で詩を書く人がいる。実際に僕は彼の詩を読んだことはないが講演ならたくさんユーチューブで聴いた。詩人らしくウェットに富んだ話で、難しいテーマを分かりやすく理解させてくれる。昨日の朝刊で彼のことが特集されていたから、その中で面白いところを抽出して披露する。

携帯電話を持ったことがない。「僕なりの抵抗、拒否運動なんです。米国人もそうだけど、日本人は生まれた時から広告を浴びせられている。昨日久しぶりに電車に乗ったら、気持ち悪くて。今は中(なか)づりだけでなく、画面で広告を流し、僕が一切興味のない、買いたくもない物を見せられる」。ここで言う「広告」とは宣伝だけではなく、わかりやすくまとめ上げられた「ニュース」も含んでいる。

「そもそも来日に意味があるかを冷静に考えた方がいい。トランプがハワイから米軍の横田基地に降り立ち、銀座でステーキを食べ、ゴルフをしたことに意味なんてあるのか」 アホノミクスとトランプ大統領の親しげな映像が流れたが、パフォーマンスに意味はない。トランプが去った後、今度は米軍と自衛隊が合同演習をして『北朝鮮をけん制』と報じていたけど、けん制できたかなんてわからないよ。それを『けん制』と言い切るのは広告でしょ。僕らは思考停止のまま、そんな結論をのみ込み導かれていく」。 どこへ。「日本はやはり属国なんだ」という達観へ?

 経済が日本語をどう衰えさせるのか。「来日以来、経済を語る言葉が劇的に英語、カタカナばかりになった。『先物』くらいは残っているけど」 デリバティブといった用語だけでなく、日常会話でアウトソーシングやインバウンド、デフォルトといった言葉を当たり前のように私たちは使う。経済だからいいかと思っているが、「米国の先住民の言葉が絶滅に向かったのは、貨幣から時間の表記、契約まで何もかも英語を強いられたから。

日本語が追いやられるだけでなく、人が自分の言葉で考えなくなるという危惧だ。

アホノミクスに対する日本人の反応にも属国らしさが表れているという。「安保法制などで国会を軽んじ、内閣で何でも進めようとするアホノミクスに国民がさほど抵抗しないのは、みな日本が米国から独立していないと思っているからですよ。アホノミクスはチェーン店の店長みたいな人だから言っても仕方ない、言うなら本社、アメリカだと思っているんです。プー沈らが日本の外交にあまり興味がないのも、日本を独立国家だと思ってないからでしょ。

日本語延命のもう一つの条件、民族のアイデンティティーもずいぶん衰えたとみている。10年ほど前、ある文字を見て、はっとした。「和のえほん」「和テイスト」。自分が日本に来た1990年代、普段使われる「和」といえば和の精神、調和が先に来たが、いつの間にか「日本」という国そのものを指すことが多くなった。ここは日本なのに、なぜあえて「和」と銘打たねばならないのか。日本人は自分たちの文化を「よそ者の目」で見始めたのでは。そんな仮説を立てると、いろんな事が納得できたという。

 着物ブームは一見、グローバリズムへの反動、伝統の見直しに映るが、あくまでもエキゾチシズム(異国趣味)であり、コスプレに近い感覚。外国人が見て喜ぶ東洋趣味に近い感覚になっている、と。「一方でハロウィーンが定着し、政府は家畜番号みたいなマイナンバーという言葉を喜んで使う。この前、区役所で、ホワッツ・ユア・マイナンバー(あなたの私の番号は何番?)って英語で聞かれて、本当に吐きそうになったよ」

 そして、文部科学省による小学校の英語教育。「英語を学ぶのはいい。でも僕が見るに、日本語は英語より劣っているという印象を子供たちに無意識に植えつけている気がする。文科省の英語教育は中高を見ればわかる通り悲惨だから、二流の英語人が育っていく。日本語力が弱まり、きちっとした言葉を持たない民があふれる。そんな愚民政策に対する議論がもっとあっていいのに、本当に少ない。

要は、自分たちの国を自分たちで好きなようにつくろうという真の意味での独立を日本人は諦めているのではないかということだ。「じゃあ、どうすればいいのか。そう言うと、みな足し算で考えるでしょ。アホノミクスじゃないけど、対案を出せと。でも引き算でいい。政治宣伝から普通の広告まで、垂れ流される映像、情報を拒否し、スマホも持たない運動を僕は広げたい」。そして静かに考えようと。

 アホノミクスと言う言葉は原文では勿論使われていない。僕が気分が悪いからわざわざ直した。こうした文章に触れるとなんだか希望が出てくる。今はあまり使われなくなったが、一時勝ち組負け組と言う言葉で人々を分断した時代があった。今は多くの人たちが負け組に移行しているからこの言葉が必要なくなったが、負け組の人たちに対する優しいまなざしとエールが彼の講演では聞こえてくる。そうした立ち位置の人が減ってきている。是非ユーチューブで彼の話を聞いてほしい。


この場を借りて・・・12月13日は人間ドックに行きます。当日は不在のため漢方相談は出来ません。御配慮ください。


A href="https://www.youtube.com/watch?v=9wNYE-bgaAU"_blank">https://www.youtube.com/watch?v=9wNYE-bgaAU/A>


   


漢方薬を初め天然素材の薬を用いて、さまざまな慢性疾患の回復をお手伝いします。
お店のホームページ
お問い合わせフォーム

☆★汗・臭いの気になる方はコチラ★☆

☆★ FAXで漢方相談 ★☆
※漢方のご相談は「漢方相談FAX用紙」を印刷し、ファックスもしくは郵送でヤマト薬局までお送りください。

新着エントリ
回復力 (12/11)
不謹慎 (12/10)
老衰 (12/9)
結論 (12/7)
(12/6)
定義 (12/5)
通訳 (12/4)
圧巻 (12/3)
重複 (12/2)

新着トラックバック/コメント
アーサービナード (05:24)
(04:32)
迂回資金 (04:04)
定義 (03:03)
結論 (02:25)
通訳 (12/11)
老衰 (12/11)
9880円 (12/11)
笑い声 (12/9)
治療効果 (12/8)

■店舗名■
有限会社 栄町ヤマト薬局

■住所■
〒701-4302
岡山県瀬戸内市 牛窓町牛窓4808-3

■連絡先■
[TEL] 0869-34-5466
[FAX] 0869-34-6017
[E-mail] ご相談はこちら
[URL]

カレンダ
2017年12月
         
13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

アーカイブ
2006年 (266)
4月 (25)
5月 (29)
6月 (31)
7月 (30)
8月 (31)
9月 (29)
10月 (31)
11月 (30)
12月 (30)
2007年 (354)
1月 (31)
2月 (28)
3月 (30)
4月 (31)
5月 (30)
6月 (30)
7月 (31)
8月 (31)
9月 (30)
10月 (22)
11月 (29)
12月 (31)
2008年 (366)
1月 (31)
2月 (29)
3月 (31)
4月 (30)
5月 (31)
6月 (30)
7月 (31)
8月 (31)
9月 (30)
10月 (31)
11月 (30)
12月 (31)
2009年 (364)
1月 (31)
2月 (28)
3月 (31)
4月 (30)
5月 (31)
6月 (30)
7月 (31)
8月 (31)
9月 (30)
10月 (31)
11月 (29)
12月 (31)
2010年 (364)
1月 (31)
2月 (28)
3月 (31)
4月 (30)
5月 (31)
6月 (30)
7月 (31)
8月 (31)
9月 (30)
10月 (30)
11月 (30)
12月 (31)
2011年 (364)
1月 (31)
2月 (28)
3月 (31)
4月 (30)
5月 (31)
6月 (30)
7月 (31)
8月 (31)
9月 (30)
10月 (31)
11月 (29)
12月 (31)
2012年 (365)
1月 (31)
2月 (29)
3月 (30)
4月 (30)
5月 (31)
6月 (30)
7月 (31)
8月 (31)
9月 (30)
10月 (31)
11月 (30)
12月 (31)
2013年 (366)
1月 (31)
2月 (28)
3月 (32)
4月 (30)
5月 (31)
6月 (30)
7月 (31)
8月 (31)
9月 (30)
10月 (31)
11月 (30)
12月 (31)
2014年 (365)
1月 (31)
2月 (28)
3月 (31)
4月 (30)
5月 (31)
6月 (30)
7月 (31)
8月 (31)
9月 (30)
10月 (31)
11月 (30)
12月 (31)
2015年 (364)
1月 (31)
2月 (27)
3月 (31)
4月 (30)
5月 (31)
6月 (30)
7月 (31)
8月 (31)
9月 (30)
10月 (31)
11月 (30)
12月 (31)
2016年 (365)
1月 (31)
2月 (28)
3月 (31)
4月 (30)
5月 (31)
6月 (30)
7月 (31)
8月 (31)
9月 (30)
10月 (31)
11月 (30)
12月 (31)
2017年 (345)
1月 (31)
2月 (28)
3月 (31)
4月 (30)
5月 (31)
6月 (30)
7月 (31)
8月 (31)
9月 (30)
10月 (31)
11月 (30)
12月 (11)

アクセスカウンタ
今日:1,900
昨日:4,845
累計:7,528,488