栄町ヤマト薬局 - 2008/02/20


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漢方薬を初め、天然素材の薬を用いて、さまざまな慢性疾患の回復のお手伝い

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2008年02月20日(Wed)▲ページの先頭へ
自然

 実はその時薬局にいた大人3人、子供2人のうち大人2人が過敏性腸症候群、子供1人が過敏性腸症候群だったのだ。別にそのトラブルの集いでも何でもないのだが、偶然そうなった。僕は全員の症状を職業柄知っているから、正確に把握できる。その時5人は薬を取りに来たのではなく、あることで集まったのだが、いかに過敏性腸症候群がありふれたトラブルかよく分かる。
 現代が暮らしにくいのかどうか僕には分からない。唯一の習い事がそろばんの子供の時代も、子供の数の割には少なかった大学に入るためにがむしゃらに勉強した少年時代も、現代に比べて数倍余裕があったとも思えない。なるほど用意されすぎたシステムに振り回されるようなことはなかったが、勝ち抜かなければならないプレッシャーはそれなりにあった。当時の「お腹が弱い子」が、実は現代の過敏性腸症候群だったのだろうが、それを隠すようなことはなかった。弱いことはハンディーではあったけれど欠点ではなかった。正露丸で乗り切っている同級生が中にはいた。
 人間はどこかを犠牲にして生命を守る。過敏性腸症候群の人は偶然それがお腹って事だろう。お腹よりもっともっと大切な所を守るためにお腹を犠牲にしているのだ。学者ではないから滅多なことは言えないが、僕はそう思っている。現代的なトラブルと言われているものに、もっとも古典的な薬(漢方薬)を使わなければならない不思議を思う。それは化学薬品で押さえ込むようなものではなく、自然の声を聞き自然の薬草で、自然の生理に戻せば治るって事を、うすうす誰もが気がついているからだろう。いかにも自然なトラブルを不自然なもので治すのはこの上なく不自然だ。